2017年度春山合宿

[経緯]
かねてから飯豊連峰には独特のオーラを感じていた。その名の響きからなのか、なんなのか…。とにかく「いつか登りたい!」そんな風にぼんやりと頭の片隅に置いてあった。その「いつか」は意外にも学生時代にやってきた。昨年6月に剱岳を春山の対象から外すことがコーチ会で決定されたためだ。

レベルの高い登攀ができないなら、雪と格闘する重厚長大な縦走をやってやろうと思った。できれば、来年度に向けて経験値を蓄積するためにも、記録の少ない山域のほうが良い。ーー「飯豊連峰だな。」頭の片隅に置いておいた山の名前が不意に浮かんできたのだ。

冬期の飯豊連峰縦走に向け、創刊号から2000年代までの岳人や山と渓谷を全て調べ上げ、記録をかき集めた。これを参考にし、山形県長者原から西俣尾根を経て主稜線を縦走し、三国岳から松ノ木尾根を下降するルートに決定した。

計画に万全を期すため、冬山合宿で西俣尾根の偵察を行い、いよいよ春山合宿で飯豊連峰縦走へと挑戦した。

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2017年度冬山合宿

1.対象:飯豊連峰 地神山

2.期間:2017年12月22日〜12月25日

3.メンバー:4年CL福田、2年SL中島 浅川

4.概要:
12月22日(金)晴れ 18:00部室集合〜22:00出発〜23:10東京駅鍛冶橋バスターミナル発高速バス〜
早稲田界隈は放生寺の冬至祭りのためかなりの人で賑わっていた。人混みをガッシャーで強行突破し18時に部室に集合。3人ということで装備も少ないため、すぐにパッキングを終える。重量は大体40キロ前後になった。年の瀬なので、いつも以上にきれいに部室を片付け、22時に東京駅へ向け出発した。鍛冶橋バスターミナルは相変わらず遠い。やっとの思いでバスターミナルに到着すると、早稲田界隈同様過密状態だった。人混みから逃げるように米沢行きのバスは23時10分定刻通りに出発した。

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2017年度夏山合宿

1.対象:北アルプス剱岳真砂沢定着~上高地

2.期間:2017年8月4日~2017年8月17日

3.メンバー:4年CL福田、2年SL中島、浅川、小野、1年香取、萩原OB、鈴木雄大OB

4.行動詳細:

8月4日(金) 曇り 18:30部室集合~23:30東京駅八重洲鍛治屋橋BT=高速バス=06:00富山駅
 18:30に部室に集合し、装備、食糧等々の確認を行う。事前に立山駅前の五十島商店に食糧やガスを送っていたが、送り漏れもなくひと安心。パッキングをすまし、早稲田で夕食をとったあとは東京駅へ向かう。鍛治屋橋のバスターミナルに到着すると、金曜の夜ということもあってか混雑がひどく、辟易してしまう。バス待ちの間に雨がパラついたが、屋根の下は入る余地がなく少々濡れる。小雨であったことが不幸中の幸いであった。雨脚が強くなりかけたころバスが到着し、雨から逃げるように富山へ向かった。

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9/13-15 北鎌尾根山行

1.対象:北アルプス 槍ヶ岳 

2.期間:2016年9月13日~15日

3.参加メンバー: 小川(4)鈴木雄大(4)小野(1)

4.概要: 中房温泉〜燕山荘〜大天井岳〜北鎌尾根〜槍ヶ岳〜徳沢園〜上高地

9月13日(火) 雨  5:58松本駅発=電車=6:27穂高駅着=バス=7:50中房温泉~10:15合戦小屋~11:30燕山荘~14:10大天井ヒュッテ

9月14日(水) 晴れ 3:00起床~7:30天井沢出合~9:30北鎌尾根稜線~12:00独標〜14:10槍ヶ岳~17:00槍沢ロッジ~19:00徳沢園

9月15日(木) 曇り 7:00起床~10:20上高地バスターミナル~12:36松本駅

9月13日
 朝から雨が降っていたが出発し、燕山荘までの上りを雨の中歩きました。稜線上では風と雨が合わさって寒さを感じました。燕山荘からは北アルプスの山々が見えるはずなのですが、雨とガスによって視界が遮られ展望は望めませんでした。30分ほど燕山荘で休憩し、天気予報などの情報を確認し出発。大天井岳まで稜線歩きでは、雨が弱まりガスが晴れた時があり、翌日歩く北鎌尾根や双六岳などを望むことができました。大天井ヒュッテでテントを張り16:00就寝。

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2016年度夏山合宿 縦走パート

ーー定着パートから続くーー
剣を背にし、2日かけて祖母谷にたどり着いた。
これから縦走パートだ。

8月7日レスト (小川、中島は宇奈月温泉へ買い出し)
夜も明けきらぬなか、目覚ましに起こされることもない。起きてから慌ただしく朝食の準備をする必要もない。今日はレストなのだ。日が完全に出てからのそのそ起きだし、朝食をとる。小川と中島はトロッコ電車の始発で宇奈月温泉へ食料の買い出しに向かっていった。

さて、残された私たちはというとやはりボルダー探しに向かうしかなかった。祖母谷温泉小屋は川のほとりに位置しており、良さそうなボルダーがちょろちょろあったのである。小さなボルダーを登り、暑くなれば川でクールダウン。これを繰り返しながら、さらなる良いボルダーを探しに上流へ遡行していった。

川原で見つけた「そぼだにスローパー」を登る福田倫史。※あえて「そぼだに」と呼んでます笑

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