6/21 広沢寺 クライミング山行

1.対象:丹沢 広沢寺

2.期間:2020年6月21日 晴れのち曇り

3.参加メンバー: 小野(4年CL)真道(3年)田中(2年)

4.概要:8:00 本厚木バスターミナル ~ 8:30 広沢寺温泉入口 ~ 9:00 弁天岩 ~ 13:45 対岸の岩場 ~ 15:30 撤退

 バスに乗り込むと乗客は少なく、自分たち以外の登山客は一組しか見られなかった。のどかな風景を楽しみつつ、30分ほどバスに揺られる。広沢寺温泉入口で下車し、岩場に向かう。道中の駐車場にたくさんの車が泊まっており、混雑が予想された。しばらく林道を歩いていると、弁天岩と対岸の岩場が見えてきた。弁天岩には既に数パーティーが取り付いていたが、対岸の岩場は、岩が少し濡れているところがあるせいか、誰もいなかった。とりあえず、弁天岩に向かうことにして、ヒル除けスプレーを下半身に散布して山に入った。

弁天岩に到着すると、案の定多数のパーティがいて、賑わっていた。一旦荷物を下ろし、各自準備をしている時に真道が自分の靴下の中にヒルが侵入していることに気が付く。すると、全員の下半身にヒルが数匹付いており、田中は2か所流血していた。再度ヒル対策を講じた後、唯一空いていたエリア左端の「左凹角ルート(5.8)」を真道リードで取り掛かる。スムーズに全員が完登し、さらにもう一度、田中のリードの練習ということで登り直す。

左凹角ルート(5.8)をリードする田中(2年)

小休止を挟んだ後、マルチピッチの練習を兼ねて、「一般中央ルート(5.8)」を真道リードで取り掛かる。このくらいから強い日差しが差し込み始め、一同は汗を流しながら登攀した。このルートもスムーズに登り終え、対岸の岩場に移動することにした。「中央ルート(5.10a)」を、濡れていたり苔が生えているところが見受けられたので、トップロープを張って登攀することにした。最初に田中が取り掛かったのだが、序盤のクラックに手を突っ込んだ瞬間に悲鳴を上げた。どうやら奥に潜んでいたカエルに手が触れたようで、かなり取り乱していた。気を取り直し、登攀を再開する。一度はフォールしたものの、なんとか登り切ることが出来た。その後、真道、小野の順に登り切った。ちょうど登り終えたころに、ぽつりぽつりと雨が降り始めたので、撤収することにした。

カエルが潜むクラック(写真中央)を擁する対岸の岩場。