2023年度残雪期合宿

1.日程
2023 年 5 月 2 日(火)~5 月 5 日(金)

2.対象
北アルプス 槍ヶ岳・南岳

3.メンバー
3年 岩波 C.L.(装備) 2年 上村(食料)、吉澤(医療・気象)

4.概要

5 月 2 日(火) 天気:晴れ 気温:不明

18:00 部室集合~20:20 部室出発~20:39 早稲田駅~21:26 立川駅~(特急あずさ 55 号)~
23:49 松本駅~24:00 就寝

18 時に部室に集合し、装備チェックとパッキングを行う。途中、千野先生がお見送りに来
てくださり、たい焼きを頂く。20 時半前に部室を出発し、早稲田駅に向かいそこから東西
線中野駅で乗り換え立川駅へ。いつも中央本線の特急を利用するときは早稲田駅から高田
馬場乗り換えで新宿まで行っていたが、中野乗り換えで立川に行くほうが乗り換えの移動
距離が少なく便利であった。しかし、ラッシュ時は激混みなので分散して乗るなど工夫が必
要だ。立川駅から乗った最終のあずさ 55 号は明日から 5 連休ということもあり、デッキに
も人があふれ車内販売のワゴンも通れない程混雑していた。24 時前に松本駅に到着した。
いつも寝ている松本駅のピアノ前には私たちのほかに大学山岳部と思われる一団がいた。
駅前のコンビニで明日の朝食を買い就寝。

5 月 3 日(水) 天気:晴れ 気温:24°C(ババ平)

5:30 起床~6:31 松本駅出発~7:01 新島々~8:15 上高地 8:30~9:50 徳澤園 10:05~10:56 横
尾 11:05~12:27 槍沢ロッジ~13:04 ババ平 TS~17:00 夕食~19:00 就寝

5 時半に起床し、松本駅 6 時 31 分発の始発に乗って上高地へ。予想どおり多くの観光客や登山客で混雑していた。8 時 15 分に上高地に到着し準備をして 8 時 30 分に出発。途中の徳澤園で上條さんに挨拶し、アイクリームフロートを頂いた。気温はとても高く初日は毛下着とヤッケなしで行動できた。11 時ごろに横尾につき横尾大橋を横目に槍沢方面へ。とても良いペースで登り槍沢ロッジ手前の水力発電所前で休憩。休憩後槍沢ロッジを超えババ平へ向かう。槍沢ロッジからババ平までは所々雪の斜面の通過があった。13 時過ぎにババ平に到着。思ったよりもテン場はすいており、さらに近くの川で水を確保できた。17 時に夕食を食べ、6日に荒天予報が出ていたため 5 日の小槍登攀を明日に行い 5 日のうちに標高を下げることとし、19 時に就寝。

ババ平のテント場から槍沢を見上げる

5 月 4 日(木) 天気:晴れ 気温:17°C(槍ヶ岳山荘)

3:30 起床~5:03 ババ平出発~5:30 大曲~7:57 殺生ヒュッテ横~9:01 槍ヶ岳山荘 TS~10:50
小槍偵察~11:50 槍ヶ岳山荘 11:55~12:14 槍ヶ岳 12:30~13:00 帰幕~17:00 夕食~19:00
就寝

3 時半に起床。5 時 3 分にババ平出発。ババ平より上はしっかり雪がありヤッケを着てアイゼン着用で行動した。この日も気温が高く汗をかきながら数回休憩をはさみ、槍ヶ岳山荘手前の急登を登り切り9 時過ぎに槍ヶ岳山荘に到着。テン場は数張りしか張られていなかった。テント設営をし、山荘での受付と水汲みを 2 年生に任せ岩波が小槍のアプローチ路を偵察。沢筋にはまだ雪が残っており一部は凍っていた。行きはまだしも帰りは注意が必要だった。トラバースやクライムダウンで引き返す。2年生と合流したが、吉澤が自分でも見てみたいというので時間にも余裕があったためもう一度3人で偵察に行く。小槍手前の斜面でトラバースは危険と判断し、小槍は夏でも登りに来られるため残雪期で無理する必要はないので小槍の登攀は中止した。槍ヶ岳山荘に戻った後は槍ヶ岳に登頂し 13 時に帰幕した。帰幕後はテント周りに防風壁を作り、山荘で購入した水で足りなかった分は雪を溶かして作った。明日は、南岳往復のあと暴風雨をさけるため少なくともババ平まで下山することにした。17 時に夕食を食べ、19 時に就寝。

念願の槍ヶ岳山頂!

5 月 5 日(金) 天気:晴れ 気温:不明

3:30 起床~4:30 槍ヶ岳山荘出発~4:48 大喰岳~5:09 中岳 5:20~5:58 南岳 6:05~6:47 中岳
~7:18 大喰岳~7:35 槍ヶ岳山荘 9:00~11:00 槍沢ロッジ~12:23 横尾 12:33~13:10 徳澤園
13:30~14:11 明神館~14:53 上高地=下山

3 時半起床、4 時半出発。南岳までの稜線上は基本的に雪に覆われていたが、一部岩が出ていた。大喰岳にはすぐ到着し中岳方面へ。中岳直下は岩が出ており、はしごも完全に露出していたので Fix を張る必要はなかった。5時過ぎに中岳に到着。少し早かったが、10 分休憩し、南岳へ。途中やや急な雪壁があったが、クライムダウンで対応できる斜度であったのでロープは出さなかった。右側には雪庇が発達していたので注意して行動した。6時前に予定より大幅に早く南岳に到着。風が強かったため写真を撮り、早めに引き返す。途中中岳で1度休憩し 7 時半に槍ヶ岳山荘に到着。

南岳山頂

テント撤収とパッキングをして 9 時に下山開始。山荘直下の急斜面を慎重に下る。その後はババ平に向けて雪渓をひたすら下る。吉澤がオスグットで膝痛めたが、下れないほどの痛みではなかった。ババ平の少し下でアイゼンを外し、ヤッケを脱ぐ。行きにも休んだ槍沢ロッジ下の水力発電所で休憩。横尾には 12 時半ごろに到着。時間にも余裕があり、6日は暴風雨により道路規制の恐れありということで5日中に下山することを決定。徳澤園で帰りのあいさつをし、またアイスクリームを頂いた。ありがとうございます!徳澤園からは各自で上高地に向かう。相変わらず徳沢~上高地は混んでいた。15 時前に上高地に到着し合宿を終了した。なんとかバスの席をとり帰京した。

5.総括
今年度初の合宿である残雪期合宿を事故なく無事に終了できたことはよかった。小槍の登攀はできなかったが、去年以来中々登ることのできなかった槍ヶ岳に加え南岳に登頂できたのは成果である。今回できなかったマルチピッチでの登攀は夏山に向けて個人山行などで補ってゆきたい。次の合宿は新人合宿である。今年は2年ぶりに涸沢で実施する予定である。2年生も先輩になったという自覚をもって新人合宿そして夏山合宿に向けて準備を進めてほしい。上級生のメンバーは去年度の春山と変わっていないが、学年も変わり、2023年度を迎えた。気持ちを新たに今年度もトレーニングや座学さらに新人勧誘にもしっかり取り組んでゆこう。