2/17 城ケ崎海岸クライミング山行

1.対象:静岡県、伊東市、城ケ崎海岸・シーサイドロック

2.日程:2021年2月17日

3.参加メンバー:真道(3年)、小池(2年)、橋本OB

4.概要: 

6:30 溝の口駅集合 → 9:30 伊豆高原駐車場 → 10:00 シーサイドロック → 16:30 行動終了 → 21:00 溝の口駅

橋本OBの車で伊豆高原駅駐車場へ向かう、平日で道路も空いているかと思いきや渋滞につかまり到着が遅れる。気を取り直して車から出ると風が強く肌寒さを感じた。北海道辺りに台風並みの低気圧が発生していた影響だろうか?

今回の城ケ崎のシーサイドロックエリアは駐車場から20分程度で、下へ降りるのに懸垂下降が必要。いざ降り口へ向かうと、数パーティー順番待ちをしていた、どうやらガイドの方の試験が行われていたらしい。

この看板を超えて下る

風は強いものの気温が高く、ダウンを着ていると暑いくらいだ。また波が直ぐそこまで来ており、1週間ほど前にいた寒い雪山とは大違いであった。

以下が今回の成果。しばらくテスト・冬山の活動が続き、フリーの山行に行けなかったとは言え満足のいく結果ではなかった。

・ピーターパン 5.10b 小池 TO

MOSを狙いトライしたが、あっさり下部のクラックとも言えないフェイスに手こずりテンション。その後も離れたホールドを取るムーブや終了点手前でテンションをかけトップアウト。2便は終了点手前までたどり着いたが、マッチから左手でガバを取れずRPならず。

上腕がパンプする真道さん

・人生楽ありゃ苦もあるさ 真道 Tr

橋本OBにリードしてもらい、トライ。橋本OBはカムのセットが早く、素早く登る。小川山で橋本OBのカムを破壊してしまったことが頭によぎったが、ナチュプロのセットスピードと正確さを見習いたい。真道さんがトライしたが、親指の怪我の影響か、テンションをかけなが登る。本調子ではなさそうであった。

・海賊フック 5.10b 小池 Tr

問題なく上部まで行き、ツルツルのフェイスにたどり着く。正規ルートはそこから右のバンドに移るようであったが、クラックのラインを登った。正規の方は手のホールドがないので、足を使ってトラバースするようであった。どうやらそこが核心らしく、後は難しくないので突破。クラックの方が自然な気がした、リードであのトラバースは怖い。

・タイトボーイ 5.10d 小池 Tr

リードでトライするもハングが越えられず、橋本OBにトップロープをかけて貰うことに。思い切りが大事でだと言われ、思い切ってホールドを取ろうとするが保持力がなく何度もテンション。結局夕暮れになりタイムアップ、ハングにぶら下がりながら海を眺めるとちょっとエモい感じがした。下を見ると真道さんが退屈そうにビレイしていたので、足早にロープをつかみながらガチャを回収。

・コロッサス 5.13a  橋本OB

3週間ほど前からトライされているようで、核心のランジを止められないとおっしゃっていた。今山行でも3トライされたが、止めることが出来なかった。しかし、我々には真似出来ない気合の入ったランジを見せて下さり、クライマーの覇気を感じた。あんなクライミングがしたい!因みにコロッサスは「OLD BUT GOLD」という本のあとがき部分で紹介されていたルートで、当時は5.12+というグレードであったが今5.13aである。トポにも、10年先取りしたルートと記載されており歴史ある課題だ。

そうこうしていると16時に、日が伸びているなあと感じたがこの時間になると薄暗いので撤収。最後は懸垂で降りた所を、ボルトにデイジーをかけながら登り返す。事故も起こっている様なので慎重に登る。

調子が出なかったが最後は笑顔の真道さん

総括

 冬にフリーに行くなら、今後は伊豆に行こうと思う。気温が高く、手がかじかむことは無い、また城ケ崎だけでなく城山などの岩場もある。今回の城ケ崎は初めて触る安山岩で慣れる必要があるが、私は持ち感が良いと感じたので気に入った。まあ取りあえずは単純な登攀力を上げなければならない、春山合宿が終わった後は集中的にクライミング山行を行っていきたい👍

新入生待ってるよ!(うざそうな表情でごめんなさい)

文責 小池