8/21 天王岩 クライミング山行 

1.対象:秋川 天王岩

2.期間:2020年8月21日 快晴

3.参加メンバー:CL真道(3年)、小池(2年)

4.概要: 8:17 武蔵五日市駅前養沢行きバス停 〜 8:33 曽利郷バス停 〜 8:50登攀開始 〜 16:30終了 〜 18:00武蔵五日市駅

 武蔵五日市駅8時に集合。真道は前日、前々日にもボルダーで追い込んできたようであった、真道のストイックさには時折驚かされる。駅から15分ほどバスに揺られ、曽利郷橋バス停に降りる。バス内は平日にも関わらず混んでいたが、天王岩目的のパーティーは我々を含めて2パーティーのみであった。

アプローチは非常によく、曽利郷橋バス停となりの道から1分で上の岩場に到着。まず、我々は下の岩場を登ることに決めた。下の岩場は誰も居らず貸し切り状態、早速クライミング開始。

・つゆしらず(5.9) 小池:os 真道:フラッシュ

岩のコンディションは非常に良く、日陰であったこともあり、快適に登れた。カバだらけで2人とも難なくクリア。

・春雷(5.9) 小池:RP 真道:TO

小池(1トライ目)つゆしらずを簡単に登れた事もあり、同じグレードの春雷も簡単に登れると思ったが、1ピンをかけた後右手のホールドを探せずテンションをかけてしまった。色々試してみたが、結局左のラインを使い登る。続く真道も同じ所で詰まったが、右に持てるホールドを見つけた。その時は上まで行かず、一度休憩してトライすることにした。小池(2トライ目)、真道が見つけたホールドを持ちRP。真道(2トライ目)、見つけたホールドを持ち体をあげたが、耐えられず2ピン目のヌンチャクを掴みクリップを優先、その後は問題なく登った。

・サンコウチョウ(5.10a) 真道・小池:TO

 小池は最後のピンまで順調に行ったが、テラスから体を上げるのには苦労した。OSを逃さないため5分程そこで粘ったが、結局テンションをかける。右上のカバを頼りに体をあげようとするが、その為には左のアンダーを離さなければならず、それが出来なかった。登り方を変え右上のガバには頼らず、左手で体を押し上げて、上のさらに大きなガバに手を掛けて登る。真道もやはり同じ所で詰まったが、同じムーブで登り切った。上の岩場でも登りたかったので2トライ目はせず、移動した。

上の岩場へ移動すると、一緒に来たパーティーが我々が登ろうと思っていたクラックジョイを登っていたため、蝉時雨にトップロープを張りトライした。

・蝉時雨(5.10b) 真道・小池:TR?

 右の勉太郎音頭を途中まで登り、トップロープをかけた。真道(1トライ目)、カチが連続して出てくる課題で最初から手こずった、腕がパンプする前に小池に交代。小池(1トライ目)、ホールドは豊富であったが、カチの連続に耐えられず、歯が立たなかった。色々と試行錯誤するが結局右のラインで核心部は逃げて登ることにした。真道(2トライ目)、持つホールドを変えるなどしたが、やはり登れず小池と同じように登った。少しカチを耐えればガバになるので、悔しい敗退になった。

・クラックジョイ(5.9) 真道・小池:TO

別パーティーは15時のバスで帰るようで、我々は最後にクラックジョイを登ることに決めた。水が足りなくなったので、マス釣り場の自動販売機でコーラ、スポーツドリンクを買い、体にチャージ。小池、4ピン目まで順調に行くが5ピン目をかける際、高度感にビビり一度4ピン目まで下がりテンションをかけて休む。気を取り直して、5ピン目を素早くかけ、一度そこで休み登り切った。真道、疲労のせいもあり所々でテンションをかけながら登る。5ピン目は素早くクリップし、無事登り切ることができた。二人とも腕はパンパン、気づけば16時過ぎになっていたので引き上げた。

 今回の天王岩は、自分達の外岩での登攀力の低さを突きつけられる山行になったような気がする。もちろん、フリークライミング自体は非常に楽しめたが、屋内ジムとは違う高度感やホールドを探すことから始めなければならない外岩の難しさを感じることとなった。真道・小池はジムに通い、クライミング力を上げているが、外でしっかり登れる事が目標であるので今後も外岩に積極的に行くようにしたい。

文責:小池