8/4-8/5 表銀座縦走山行

1.対象:北アルプス南部(燕岳、大天井岳、槍ヶ岳)

2.期間:2019年8月4日~8月5日

3.参加メンバー:浅川(CL)、田代(SL)、真道、小池、田中

4.概要:

8月4日 大糸線穂高駅~中房温泉~合戦小屋~燕山荘~燕岳ピストン~大天荘~大天井岳ピストン

穂高駅と中房温泉を結ぶバスに乗車するため6:30に穂高駅に集合。少し強い雨が降っていて、少々どんよりとした気分でバスに乗り込む。45分ほどバスに揺られて中房温泉に到着。雨は降り続いていた。今日の宿泊地として予定していた燕山荘には水場がないことから、持参していた水袋に水を汲んでから出発する。樹林帯を進むため、木々が雨よけになってくれていたが、一方で濡れた木の根が登山道を歩きづらくしていた。合戦小屋に到着する頃には雨はやんでいた。そこで休憩をとり、各自その日の9:00に発表された春学期の成績を確認する。単位をいくつ以上落とすと部長から注意を受けるのか、などの議論を一通りしてから再び歩き出す。その後燕山荘に到着するまで雨は降らなかった。そこで荷物を降ろし、燕岳へ出発する。白っぽい山体から黒っぽい巨岩が各所から突き出ている様が印象的だった。燕山荘に戻ると13:00前であり、今日中に大天荘まで行くことを決断する。燕山荘を出発してすぐは、曇天のもと景色を楽しみながらの稜線歩きができたが、徐々にガスがかかるようになり、雨も降りだした。大天井岳山頂と大天荘の分岐に達したころにはガスで景色が全くなくなってしまっていた。雨が強くなる前にテントを張りたいという気持ちで大天荘まで歩をすすめる。大天荘に到着してすぐにテントを張る。装備を整理するためにテント内に5人が収まった直後、雨が本降りになった。その日のうちに大天井岳に登頂したかったので、雨が弱まったと感じた瞬間にテントを飛び出し空荷で大天井岳ピストンを決行。帰幕後、夕食をとり、就寝。強雨にはその後雷が加わり、雷光が時折テント内を昼間のような明るさにしていた。

大天井岳山頂にて、このあと雷が。。。

8月6日 大天荘~ヒュッテ西岳~水俣乗越~槍ヶ岳~横尾山荘~上高地バスターミナル

朝起きると雨はあがっており、ガスの切れ間からは星空がのぞいていた。早々に撤収し、暗闇のなか出発する。なだらかな稜線上を歩き、赤岩岳を通過するあたりで地平線から日が昇る。西岳ヒュッテに到着したころにはガスは晴れ、朝日に照らされ橙色に染まった槍ヶ岳が我々を出迎えた。そこからは、これから向かう東鎌尾根の全容を眺めることができた。小休止のあと、今山行最後のピークである槍ヶ岳に向け出発する。急峻な斜面を下り、水俣乗越につく。その後東鎌尾根を詰め、ヒュッテ大槍まで2ピッチで進む。小休止をはさみ、槍ヶ岳の頂上を目指して出発する。このころには空は青空で槍ヶ岳の登頂日和になっていた。風も強く、風にあおられながら歩くほかの登山者が多くみられた。そんな中、順調に歩を進め、槍ヶ岳山荘の下に荷物をデポする。山頂への登山道の渋滞が心配されていたが、ほかの登山者を待ったりすることなく槍ヶ岳を登頂した。山頂では今山行で初めて360度の景色を楽しむことができた。この時点で8:00過ぎであったことからその日のうちに下山することを決断した。15分ほど山頂を堪能した後、下山を開始する。デポした荷物を回収し、爆速で槍沢沿いを下る。長く単調な下りが永遠と続いたあと、12:30ごろ、横尾山荘に到着する。そこからは新人合宿でおなじみの道を歩き上高地に到着。小梨の湯で汗を流し、上高地バスターミナルで解散。

槍モルゲン