瑞牆山 クライミング山行

アメリカですっかりクライミングの虜になり、衝動を抑えきれずに瑞牆山へ行ってきた。パートナー探しに苦労したが、最近暇そうにしているらしい犬塚さんが快く来てくれた。

一つ目に登ったルートは最近開拓されたばかりのjoyful moment 5.9 5p というルート。ブッシュ歩きもなく、下から山頂まで軽快なクライミングができるらしい。

1p目は5.9の左上するクラックを登り、木でピッチを切る。登り出しで少しプロテクションが取りにくいが、そんなに難しいムーブはなく快適に登る。ヨセミテの5.7よりも簡単に感じた

2p目 ハイハイトラバース。15メートル程左へ、少々ハングした岩を上に見ながらトラバース。ここは
犬塚さんが得意なハイハイで難なく通過。

3p目 5.9 トポに40mとあるが、最後の15mほどは5.6くらいのスラブ。出だしでリービテーションが快適らしいが、自分は迷わずレイバックで越える。爽快なピッチ。

4p目 5.8の短いワイドクラック。犬塚さんが相当苦労しながらも何とかワンテンでリード。ワイドに慣れてないと難しい。

5p目 殆んど歩き。途中で3mほどの5.7を登って十一面岩奥壁の頂上へ。

上の写真にみえてる5.6のワイドクラックを登るか、その下にある岩のトンネルをくぐると自然とクライマー道に導かれる。そのまま取り付きへ。

簡単なグレードながらも瑞牆山のマルチを楽しめる良いルートだった。

2日目は山河微笑に取り付くも、挟まり好きな犬塚さんが2ピッチ目の5.8のワイドクラックに2時間挟まってる間にパラパラと雨が降り出し、そこから懸垂。1ピッチ目を下る頃には滝のようになっていた。無理して登っていたら後悔していただろう。3ピッチ目には美しいクラックが見えていたので、是非とも次回登りたい。

鈴木 雄大